1000万円貯める方法―平均モデルでの貯金の考察

 

国税庁が毎年実施している「民間給与実態統計調査結果」によると、ボーナスを含めた年間の賃金の平均は平成21年で、男性が4,997,000円、女性が2,631,000円となっていました。

 

そこで、男性の年収水準となる約500万円世帯を例にして、10年間で1,000万円貯めるための、お金のやりくり、家計のムダの見直しなどについて考えてみます。

 

各家庭の家族構成などによっても事情は異なりますが、基本的に年収が500万円ということなら、税金、社会保険料などを差し引いて、実質的手取額は約400万円前後になるはずです。

 

つまりイメージとしては毎月の収入は手取25万円あたりで、ボーナス50万円が夏冬2回というような感じかもしれません。

 

そうなると、毎月の手取25万円から8万円を貯蓄をするということになり、差し引きした17万円で家計を回すということになります。こうように具体的にしてみると、ちょっと厳しそうにも思えるはずです。

 

それでも年収500万円世帯が年間で100万円貯めることは、そんなに困難なことではないのです。毎月の貯蓄は確かにきついと思いますが、貯蓄額をもう少し減らして、ボーナスから貯蓄に回すという方法もあります。

 

毎月8万円になるところを月5万円程度にすればハードルもやや低くなります。更に、毎月の貯蓄額を少しでも増やすためにチェックしておきたいのが家計の内容です。

 

ここでまず問題になるのが「使途不明金」です。これを洗い出して貯蓄に回すことができるだけでも、お金を貯める力がアップします。